2013年5月21日火曜日

チームを良くする超簡単な方法

さて、新入社員もそろそろ新しい部署に配属されて1ヶ月が経とうとしている時期。
キャシーの働いていた会社でも「チームをどうmotivateするか?」というのは非常に重要な課題でした。

・会議中に積極的に発言しない
・何かアイデアを出しても「ふーん・・」という感じの空気になる
・そもそもいつも同じ人ばかりが目立ってしまっている
・なんとなくチームの雰囲気が重い・・
・皆黙々と仕事していて、隣同士で何やっているかわからない・・

地味な悩みかもしれませんが、どこの組織も同じような悩みを抱えていると思います。

私がいた外資系の会社なんかでは個人主義が浸透しているので、そんなことイチイチ気にしない組織もあります。 全員がお互いをプロフェッショナルだと思って仕事をしているので、さくさく自分の仕事が終わったら「じゃ!」と言って颯爽と帰宅するのが日常茶飯事。

それはそれで全く問題ないですし、どちらかというとキャシー自体はそういうお互いが高いレベルで仕事をしている環境は好きです。 ただ、皆が皆そういうわけではない。特に日本企業であれば、「隣の人が何をやっているか知らないよりは、知っていたほうがいい。」と考える人が多いと思うんですよね。

私はその考え自体はすごい良いと思っていて、そんなに他の人を思いやって仕事が出来るのはやっぱり日本人の美徳であり誇るべきものであると思うわけです。

さて、そこでチーム内の雰囲気を活性化させて、あるべき方向にどうやって導いていくかという問題なのですが・・・

基本的にはチームビルディングや旗振りを行うのはマネージャーの仕事だと言われています。何かチーム内で方向が定まらない時や、答えのない問題に対して議論をしたあとに最終的な決断を下すのがマネージャーの役割であり、責務であると。

ただ私が思うのは、マネージャーだけにすべてを任せていては組織の底力が全く育たないですし、やはり現場のメンバーがどれだけ「自分のこと」としてチームに貢献しようとするかどうかだと思うんですよね。

チームに貢献する方法はとてもシンプルでいいと思っています。

・朝会社に来たら気持ちよく挨拶する
・誰かのメールにすぐに返信する
・会議中に必ず質問する、発言する
・何か変化を感じたらすぐにそれを言葉にして伝える(「最近あの案件どうですか?」)
・メンバーに興味を持つ(「こないだ話していた事例、教えてくれませんか?」)
・会社の外で起こっていることはメンバーに共有する
・クライアントが言った印象的な言葉を共有する
・会議が終わった後、家に帰ってふと思いついたことがあったらすぐにメンバー内に連絡する
・自分が作った成果物をすぐにメンバーに見せて、フラットに感想を求める


そんな簡単なことを各メンバーが意識するだけで、組織は見違えるほど変わるものです。
もちろん営業組織であれば、数字を達成するのが第一といった目標がありますが、仮に数字が達成できても、できなくても、上に挙げたようなことをメンバー全員が継続している時には、必ず時間がかかっても結果が出ると感じています。


なんかすげー根性系のエントリになってしまって自分でも「うげー」とかなっちゃってるんですが、でも大事なことと思います。

特に会社に1年、2年と在籍するにつれて、環境が変わらないと人って慣れてきちゃうんですよね。で、慣れると心地良くなるもので、環境を改善しようとか、「もしかしたら今の状態ってもっとよくできるんじゃないか?」とか思わなくなっちゃうものなんですよ。どんな優秀な人であっても。

そういう時に、細かい行動のところから常に全員が動いていると、チームはどんどん良くなるし、新しく入ってきた人達も居心地が良くて自由に発言したり、実力以上のパフォーマンスを発揮することができる。

で、じゃあ誰がこれをやるの? という部分なんですが、これをやるのは「あなた」です。今この文章を読んでいる「あなた」が、明日会社に行ってこれを意識してやるだけで皆がポジティブになって、「あなた」が中心になって、組織・チームが変わるんです。それってすごく面白くないですか? 面倒くさい上司がいるかもしれません。人がポジティブにやろうとしてるのに茶々をいれてくる嫌な野郎がいるかもしれません。でも「あなた」がやるしかないんです。なので、がんばってください。 




5月も終わりに近づいて来ましたが、基本的ながら大切だと思ったので書き記しました。
それではそれでは。

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