2013年7月27日土曜日

「記者」と呼ばれる人達は何か勘違いをしているんじゃなかろうか。

最近マスコミ関連、特に新聞メディアの横柄な態度に疑問を抱く記事がよく出ていますね。

 ホリエモンが朝日新聞記者にツイッターでキレる 取材途中で帰ってしまい「どんだけ偉いんだ」

朝日新聞の磯貝記者が選挙演説中にトラブル 「俺を誰だと思ってるんだ。朝日新聞の政治部の磯貝だぞ!」 → 映像撮られた瞬間ペコペコ




まぁなぜか朝日新聞の記者ばかりがクローズアップされているわけですが。
朝日はこういう傾向が強いんでしょうか。

キャシーも以前、ある上司に連れられて週刊朝日の女性記者とディナーを一緒にしたことがあったのですが、その時はちょうど民主党が政権を取った直後でまぁ若干政治関係の話になったんですね。そうしたらその女記者が


「民主党、あんなの絶対私達が潰しますから。あいつら潰すためだったらなんでも書きますからね。」


なーんて言うわけなんですね。 
週刊朝日なんていう零細な弱小メディア(といっては失礼かもしれないですが)のいち記者でもこんなことを言うなんて、マスコミの特に報道や記者関係の方々の勘違い具合というかイタさってすごいなー、と思ったわけです。

恣意的な偏向報道を自認しているくせにネットメディアが台頭してくると

「新聞がネットと違う最大の部分は情報の信頼性だ。」

なんて言うわけなんで、もう笑いが止まらなくなってくるわけです。




というわけでキャシーの記者嫌いネタでした。
あ、SPA!は大好きなので定期購読しています。


2013年7月23日火曜日

「皆が同じ格好するんだよ」と某広告代理店の友人は言った。




 昨日某広告代理店に勤めている友人とお酒を飲んでいたのだけれど、友人曰くあまり好きになれない社内の雰囲気の一つに「若手〜中堅の男性社員が没個性」だということがあるとのことだった。

どういうことなのか聞いてみると、例えば「ワイシャツは○○のやつじゃないと体にフィットしなくてさ〜」とか「時計はやっぱパネライでしょ」といった、「こうしてる奴が一番イケてる」みたいなものに群がる一定数の同年代層が非常に多いから、ということだった。

中学の頃にキャシー世代だと、ナイキのエアマックスをこぞって買いに走ったりたまごっちなんかで皆遊んでたものですが、友人曰く「30前後になっても未だにそういうのをやってるのがキモい」ということだった。

まぁ広告代理店はある種そうやって見た目を着飾って、でも裏ではめちゃくちゃ大変な業務をこなすというところに美徳を感じる業界でもあるからいいんじゃないかね・・と思ったのですが、キャシーとしても30前後になって未だにそういうのを個人の楽しみではなく、周囲に同化するために無理やり合わせているような人がこの時代にまだいるのだな・・というところになんとなく古めかしいものを感じてしまった。


そんな時に数日前にこんなエントリがあったのを思い出したのですが、

俺たちが歩む道


まぁなにかというと田舎に住んでいる友人たちと再開したら彼らは閉鎖的な社会の中で幸せそうに生きていていいなぁ・・・遠くエリート街道を進んでしまった俺にはもはやそこに戻ることはできない・・でも彼らは彼らで幸せであるし、俺には俺の幸せがあるのだ・・。

という、まぁ、キャシー的にはこの人が「ふぅ、俺もここまで来ちまったか・・」と自己陶酔に浸りだけなんじゃないのという感想でしたが。


このエントリは地方のDQNのことを言っていたわけですが、はっきり言って「同じ世界で共通の価値観で生きている集団」という括りではこのエントリのDQN集団も、友人の広告代理店にいる集団も変わらんなーと思いまして。


高学歴で一流企業勤めてても、日々接するのはその高学歴で一流企業に来た人間ばかりなわけなので、「高学歴で一流企業勤めてる人なりの価値観」で形成された集団で生きているわけですな。

そこが友人の広告代理店集団の場合は、「○○でYシャツを買って」「パネライの時計を買う」という行為に、彼らの価値観が物として現れているだけで、これってDQNが「こないだ芸能人見た」とか言ってお互いに自慢しあうのとあまり変わらない気がするのですね。


例えば外資系の投資銀行になるとコレが「どこそこのタワーマンションでパーティやった」とか「クルーザー買った」とかになるのかもしれないですし(もちろん大多数の人はマトモな感覚の他人に左右されない普通にちゃんとした人達なんでしょうが)。


最近そういうなんていうか「人の価値観の循環」みたいなものを考えることがあってですね。


一流の大学生は一流企業サラリーマンに憧れる。

一流企業サラリーマンはマッキンゼーや投資銀行のような超一流サラリーマンに憧れる。

超一流サラリーマンは成功した起業家に憧れる。

成功した起業家は幸せな家庭を持っている人に憧れる。

幸せな家庭を持っている人は・・何に憧れるんでしょうかね。


まぁこれってすっごい単純にしてあくまでキャシーの周囲の人々の印象でしかないんですけどね。

結局幸せな家庭持ってるやつが一番えーんじゃねーの。という綺麗なオチがついてしまいました。あくまでも一般論としてね。


まぁ何が言いたいかっていうと、エリートでも天才学者でも公務員でもDQNでも、収入とか社会的地位をモノサシにして考えたら、皆同じような生態系を形成してるだけなんじゃないの、ということで。

だから迷惑をかけない程度に自分が思うがままに、良いと思ったままに行動した方が最終的には得だよね、ということでした。


ちなみに、最近ツイッターアカウントを開設いたしました。
是非フォローのほど、お願い致します!

アド散歩公式ツイッターアカウント












2013年7月22日月曜日

本当の広告代理店ランキング

                                

就職活動中はよく広告代理店ランキングを見て「電通・博報堂に落ちた場合は◯位の会社まで受けるぞ」なんて思いながら就活をしていたわけですが、現状2012年における広告代理店ランキングは以下のようになっています。

1位 電通
2位 博報堂
3位 ADK
4位 大広
5位 東急エージェンシー
6位 JR東日本企画
7位 読売広告社
8位 読売インフォメーションサービス
9位 電通東日本
10位 ビーコンコミュニケーションズ
11位 朝日広告社
12位 クオラス
13位 フロンテッジ
14位 デルフィス
15位 日本経済広告社


まぁ順当に電通、博報堂、ADKというような順番になっておりますね。

ちなみに給料順で言うと、電通→博報堂→読売広告社→大広・・・・となってADKが3位ではないということは業界では結構有名な話・・。

上の順位ってのはあくまでも「総合・旧来の広告代理店」なので、ではネット企業のランキングはどうなのかというと

1位 オプト
2位 サイバーエージェント
3位 アイレップ
4位 セプテーニ
5位 トランスコスモス
6位 NIKKO
7位 フルスピード
8位 スパイア
9位 ライブレボリューション

・・・

みたいな感じになるんでしょうかね。
ネット代理店の中では年収ではサイバーがひとつ抜けてるかな、という感じがしますね。
中堅クラスで実績積めば1000万円も夢じゃない?という感じらしいですサイバーは。



さて、ここからキャシーの独断と偏見によるおもしろランキングを勝手に作成したいと思うのですが


激務度ランキング
1位 電通
2位 博報堂
3位 ADK

うーん、この辺はやはり総合代理店ベスト3が激務だな・・という気がしますね。

会社によると思いますが、ネット代理店の人たちは総合に比べてかなり時間は融通が効いている印象があります。少なくとも深夜4時まで残業を3日間ぶっ続け、みたいなのはあまり聞かないですね(僕が聞いてないだけかな)。


美女ランキング
1位 サイバーエージェント
2位 オプト
3位 電通


勝手に美女ランキング作成してみました。サイバーはまぁ、ブランドですよね。もうここはしょうがない。で、個人的に意外に美女が多いんじゃないかというのはオプトですね。
オプトさん結構若手で綺麗な方が多い気がします。
そして次点で電通。電通は派遣の方々に限定して言及していますが、母数も多いのでお綺麗な方が多いなという印象があります。


福利厚生ランキング
1位 サイバーエージェント
2位 電通
3位 NIKKO


すんません、本当に勝手なイメージです。
サイバーは確か家賃補助が出るんですよね、その時点で相当うらやましいです。電通はベネフィットワンと契約してるので諸々レジャー関連とかが安価で楽しめますよね。
3位のNIKKOさんは、GMOのグループなのでランチがただなのが良いなと思って勝手にランキングに入れさせていただきました。



立地ランキング
1位 ADK
2位 博報堂
3位 アイレップ


これもかなり適当ですが、東銀座にあるADKは「銀座勤務だよ」とギリギリ合コンで自慢できる+築地市場も近いのでおいしいものがたくさん食べれていいですよね。 博報堂は赤坂なのでおいしいお店たくさんあるのでこれもgoodと思います。 3位は渋谷ロケーションの代理店と迷ったのですが、赤坂近いよねってことでアイレップ。




激務部署ランキング
1位 テレビ部
2位 営業部
3位 新聞部(但し電通)


なんといっても死ぬのはテレビ部ですね。激務を通り越して魔務(まむ)とでも言いましょうか。お母さんみたいでかわいいんですけど。
次点で営業。クライアントにもよりますがプレ前はまず日付変更前には帰れないですよね。そして電通に関して言うと新聞部は相当な激務です。 これまでは新聞部と言えば社長への登竜門だったわけですが、今や時代も変わりましたね・・・。 皆さん体は大事に・・・。




そんな感じでキャシーの適当ランキングでした。
皆さん鵜呑みにはされないように・・。









2013年7月19日金曜日

早死にする職業ランキングは全然笑えない




2日前くらいにキャシーの愛読しているSPA!の記事でバズっていたものがありました。


早死にする職業ランキング


というものなんですが、激務度合いなどから早死にするランキングの特集がされていたのですが,
ベスト10を見てみると下記のようになっており、見事1位に輝いていたのが「大手広告代理店の営業」でした。

【早死にする職業ベスト10】
1位 大手広告代理店の営業
2位 IT企業の下請けSE
3位 チェーン飲食店店長
4位 若手官僚
5位 病棟勤務の看護師



うーん、広告界隈では若い人を中心に「ははは・・まーたこれうちの会社のことかなぁ?参ったなぁハハハ・・」といった反応が多かったのですが、前職で総合代理店の営業をやっていたキャシーからしたら全く笑えない話でして。


早死にどころか「前途洋洋だった若い人なのに激務のお陰で過労死して、遺族から裁判で訴えられた誰もが知っている代理店」なんて本当にありますし、入社した途端パワハラまがいの嫌がらせでノイローゼになって出社してこなくなり様々な部署をたらい回しにされて通院状態なんていう人たちがキャシーの周りでも本当にいました。

激務が原因でもありますが、とかく代理店の場合はそれが日常化しているところに原因があったりもしてですね。


勤務時間が長くて毎日2時3時帰り、水未時間は3~4時間程度。更に飲み会も多く重なって休日も返上となれば人間心身に異常をきたして当たり前です。

もしこのブログを読んでいる代理店の営業の方で「あ、正直もうキツイです。」って思っている人がいたら即刻異動届けを出すことをご推奨いたします。もしくは転職。



代理店が激務の原因は色々あると思うんですが、その最大の原因の一つが「時間の感覚がルーズ」というところが挙げられると思います。

・1回の会議に2~3時間
・しかもその中で話すのは出席者10人中3,4人程度
・特にアクションプランも決まらずダラダラ話して終わり
・しかも始まるのが夜の22時から


そんな会議もキャシーは結構ザラに経験してきていてですね・・。

なぜこんな風になってしまっているかというと、時間とコストの感覚が薄い世代の人たちが得てして部長やマネージャークラスだからなのですね。

例えばクリエイターにしても、年長のおじさんにしても、午後の3時とかに出社してきて朝まで仕事して帰るとか「それが広告代理店っつうもんだよ」みたいな昭和の頭の方々がまだ一部に存在しているのも事実でして。

そういうのに付きあわせなければいけない若い人たちは本当に大変だと思います。。
しかも割と有名な人に限って上記のような例になりがちなんですよね・・誰も正論を言って逆らえない空気があるので・・・。


まぁとにかく、早死にするなんて称号もらっても、頼むからヘラヘラ笑っていないで本当にまずいと思ったらサッと引く勇気を持っていただきたいなと改めて思った次第なのでアリマス。
健康大事だよ。









2013年7月18日木曜日

テレビになりたいネット広告




どうも、キャシーです。

最近つとに感じることがあるんですが、ネット広告がテレビになりたがっているような気がします。

言い方を変えると、「ネット広告でも認知拡大やブランディング効果が狙えるんだぜ!」という方向に業界全体が動こうとする胎動を感じます。

キャシー的にはこれ非常に皮肉に見える部分もあるのですが、
元々テレビを中心としたマス広告は「その後商品がどれくらい売れたの?」「その広告を打ったことでどんな効果がどれくらいあったの?」なんていうのはほとんどザルで計測不能でした。

「確かに商品動いてるから、良い感じだねっ」
「アンケートとったら”知ってます”っていう人が増えてるから、今回のキャンペーンは成功だねっ、よし、ビールで乾杯!」

なんていう感じで未だにやってる部分が大半なわけですが、
ネット広告ってのはある種そのカウンターパートとして育ってきた広告手法。

いつ、どこで、どんな人が、どの広告を見て、いくらのものを、どれだけ買ったのか。

ということが正確に把握できるネット広告はまさに天から舞い降りた夢の様な広告手法!


だったわけなんですが、最近どうやらそのネット広告が「テレビ的な存在」になろうとしているようです。

まぁ最近は生活者のメディア接触時間はネットがぐんぐん伸びてきているので、通信環境も整ってきた中でそうした動きが増えてくるのは当然ですが、ネット広告先進国のアメリカではなんとネットの動画広告市場は2013年に4000億円に到達すると言われています。これはドヒャー!な数字ですね。 どれくらいドヒャー!かというと、日本のネット広告市場のすべてがアメリカでは動画に費やされているということです。そりゃドヒャー!ですね。 

ちなみに日本はまだまだ動画広告市場は小さくて数十億円程度。こりゃまだまだ伸びしろがるなってわけですが、今回キャシーが言いたいのは「果たしてどこまで日本ではネット広告は動画広告市場に変遷が進むのか?」ってところです。


アメリカの場合って結構特殊な事情があって、そもそもテレビの時間帯が広大な国土のお陰で4分割されておるわけです。しかもケーブルテレビが基本なのでチャンネルも200以上が当たり前。そんなところに日本みたいなテレビの激烈な巨大なリーチを稼げるわけもなく、動画を見せようと思ったらまずはYouTubeで広告!が結構メインのプランニングだったりするわけです。

ところが日本の場合って良い具合に国土がミドル級で、お金持ちのナショナルクライアントだったら東京・大阪・名古屋・福岡をキープするだけで人口の7割くらいにはリーチできてしまうわけですね。しかもこれがちょーど良い予算金額で買えてしまうという。同じだけの比率にリーチしようとすると、アメリカでは日本の約7倍の金額がかかってしまうということで、とても現実的ではありません。

そうすっと日本の場合は動画広告なんてちまいことをやらずに「テレビ+リスティング」とかやっておけばええやということになってしまうわけです。


ところが、日本でもだいぶ検索広告やディスプレイ広告が浸透してきたことによって、結構ネット広告もクライアントによっては「ある程度やり尽くした感」が出てくるわけですね。

元々パフォーマンス(要は顧客の獲得)を最大化するための最高のツールであったネット広告が飽和してくると、次に何をやらなければならなくなるか。それは


・そもそも自分とこのサービス知らない人たちに対して、どれだけ認知を広めるか


ということになってくるわけです。
ただ認知を広めるのにテレビをどかーんと打つだけの体力がないクライアントがほとんどの中、どうやってリーズナブルに認知拡大させるかっていったら、そこでネットの動画広告の出番ということです。


まぁそこでじゃあどうやって動画広告やってきゃいいんだよ、となるわけですが、
今日は長くなったのでこのへんで・・・。








2013年7月17日水曜日

広告クリエイターは結構難しい。

クリ活 広告クリエイターの就活本


どうもおはようございます。
昨日本屋に行っていたら「広告クリエイターのための就活本・クリ活」なるものが販売されていてですね。 なんか僕はある種クリエイターという職業が昔に比べて「身も蓋もない職業」になってしまったのではないかなーと思うわけです。

元々情報が今ほど溢れていなかった時代には個人のセンスを磨くには本を読んだり、旅に出たり、人と会ったり、音楽を聞いたりして能動的に自己研鑚(というよりほぼ趣味なわけですが)している人間がクリエイターとしての価値が高かったのだと思うのですね。

ところが今はもう情報も溢れかえっていて正直言って簡単なコピー程度なら見透かされてしまうような世の中になってしまった・・。皆さんも地下鉄の広告やポスターを見て「ああ、良い事言ってるなぁ」というよりも「ドヤ顔で考えたなー」と冷めて見てしまうことも多くなったのではないでしょうか。


また広告業界で安易にクリエイターを志望するのも僕はちょっと懸念があって、それは何かというと

・学生ってそもそも広告の仕事はクリエイターの業務くらいしか知らない

というものです。

広告業界のうち、クリエイターの領域はすべてではないけれど限定的なものであるし、営業やプロモーション、マーケとかも十分クリエイターよりもクリエイティブだったりビジネスセンスが磨かれるので良いと思うんですけどね。


あとはクリエイターという職種自体がなかなか長いこと一線で活躍するのが難しいということです。

キャシーも入社の際に人事の人から

「クリエイティブやりたい人はたくさんいるけど、クリエイターって水物だからね・・・年取るとセンスも悪くなってきて食うのに困る人が多くなるんだよ・・」


ということを言われたのをよく覚えています。
実際に昔どでかい広告賞を取った大物クリエイターがその後若い人が活躍するのを阻害する老害クリエイターとなっている例なんかは結構ゴマンとあったりします。


なんというか、根っからのクリエイターでありアーティストで「たまたまお金を稼ぐために入ったのが広告会社」という感覚なら僕は良いと思うんですよ。もうそういう人は広告会社に入社したとしても広告じゃなくてアートとしてやりたいこと突き進むべきだし、ビジネスに自分のセンスを迎合させなくてもやってけると思います。 そこでなんだかんだで一部のスターな人たちは磨かれていってクリエイターとしてもビジネスマンとしても一線で活躍できるようになると思うので。

けど、広告業界って安易にセンスも正直あまりパッとしない学生があまりにも多く「クリエイター」を目指しすぎる傾向があるのではと思います。

もう今の時代、うまいコピー書いたから、とかあのCMやったから、とかじゃ評価されない世の中なので、その中でもネットに強いとか、電通の標榜するようなコミュニケーションデザインというやつをマーケティング的観点から考えられるような部署に行ったほうが全然クリエイティブだと思うんですよね。

宣伝会議の世界とかその他クリエイターの世界って一見華やかに見えるから学生なんかはふらふら~、と目指しちゃうんだけど、本当に適正があるのかどうか、それ以外の職種のことを知っているのかなど、自分に問いかけたほうが良いと思います。これは僕自身の経験談でもあります。







2013年7月10日水曜日

シリコンバレーの福利厚生が充実している理由




皆さん、おはようございます。最近更新が滞っておりました。というのも、
シリコンバレー出張や国内出張が多くバタバタしておりまして・・・これからは1日1回更新を目標に頑張りたいと思います。

今日は福利厚生についてなんですが、
シリコンバレーのIT企業、いわゆるGoogleやfacebook、その大手企業では従業員に対する無料の昼食やドリンク、託児所やテニスコートにフットサルコートまで、様々な福利厚生システムが充実していて、日本の一般企業からしたらうらやましいことばかりですね。

Googleに至っては週に何度か「移動式図書館カー」や「散髪カー」が来て、
会社の休憩時間中にいっちょ散髪でも・・なんていうことも可能だったりします。もちろん全部無料。
あとは社員が亡くなった場合に、残された遺族に対してその時に社員がもらっていた年収の半分を10年間に渡って支給するという物凄い福利厚生もありましたね。


キャシーも何度もシリコンバレー周辺には赴いているのでこれらのシステムを見ながらすげーなぁ、と思っていたのですがそれには理由があるのですね。

一般的に言われるのは社員のロイヤルティを高めるために福利厚生でなんとか社員の環境を良くしよう(転職しないでもらおう)というものがあるわけですが、本当に優秀な人はそんな福利厚生に目もくれずにバンバン転職していきます。

理由には2つあって、1つは「節税」です。
プラットフォームとなって世界中から広告収入・課金収入を得られるようになった巨大IT企業は利益率も半端じゃ無いです。

例えば日本の広告代理店の利益率なんてたかだか7~12%くらいの間なんですが、IT企業の利益率は40~60%くらいある企業も(グリー、DeNAもそうですね)。

そんなに儲かってたら税金で物凄い金額が持っていかれるということで、ヨシだったらこの金を必要経費として社員の福利厚生に使っちゃおうじゃないかということで、無料の食事やその他の福利厚生がある、というのがひとつ。

2つめは単純で、シリコンバレー周辺って「本当に何もないんです」よ。

もちろんパロアルトやスタンフォード大学周辺に行けばお店やらなんやらあるわけですが、
徒歩で移動するのはほぼ不可能。

Google本社に行ったことある人は知っているかと思いますが、Googleはそれ自体が巨大な大学のような形になっていて、周辺は国道101と緑に囲まれた自然豊かな土地なんですね。

で、もちろん周りにランチを食べに行ったり髪を切ったり、買い物をしよう、なんて場所はほぼ皆無なわけです。(車で行こうとするなら話は別ですけど)


なので会社が社員にある程度の施設やシステムを提供しないと、そもそも「メシ食うところがねー!」となります。


無料ではありませんが、大体のシリコンバレーの企業は社内に食堂を持っていますね。そうしないとご飯食べに行けないからね・・。



という至極シンプルな理由だったりもするんですが、Googleの東京のヒルズのオフィスやfacebookのオフィスに勤めてる人は逆に周りに何でもあるし社内では昼食が無料だし、ということで一番オイシイのかもしれません・・・。