2013年7月10日水曜日

シリコンバレーの福利厚生が充実している理由




皆さん、おはようございます。最近更新が滞っておりました。というのも、
シリコンバレー出張や国内出張が多くバタバタしておりまして・・・これからは1日1回更新を目標に頑張りたいと思います。

今日は福利厚生についてなんですが、
シリコンバレーのIT企業、いわゆるGoogleやfacebook、その大手企業では従業員に対する無料の昼食やドリンク、託児所やテニスコートにフットサルコートまで、様々な福利厚生システムが充実していて、日本の一般企業からしたらうらやましいことばかりですね。

Googleに至っては週に何度か「移動式図書館カー」や「散髪カー」が来て、
会社の休憩時間中にいっちょ散髪でも・・なんていうことも可能だったりします。もちろん全部無料。
あとは社員が亡くなった場合に、残された遺族に対してその時に社員がもらっていた年収の半分を10年間に渡って支給するという物凄い福利厚生もありましたね。


キャシーも何度もシリコンバレー周辺には赴いているのでこれらのシステムを見ながらすげーなぁ、と思っていたのですがそれには理由があるのですね。

一般的に言われるのは社員のロイヤルティを高めるために福利厚生でなんとか社員の環境を良くしよう(転職しないでもらおう)というものがあるわけですが、本当に優秀な人はそんな福利厚生に目もくれずにバンバン転職していきます。

理由には2つあって、1つは「節税」です。
プラットフォームとなって世界中から広告収入・課金収入を得られるようになった巨大IT企業は利益率も半端じゃ無いです。

例えば日本の広告代理店の利益率なんてたかだか7~12%くらいの間なんですが、IT企業の利益率は40~60%くらいある企業も(グリー、DeNAもそうですね)。

そんなに儲かってたら税金で物凄い金額が持っていかれるということで、ヨシだったらこの金を必要経費として社員の福利厚生に使っちゃおうじゃないかということで、無料の食事やその他の福利厚生がある、というのがひとつ。

2つめは単純で、シリコンバレー周辺って「本当に何もないんです」よ。

もちろんパロアルトやスタンフォード大学周辺に行けばお店やらなんやらあるわけですが、
徒歩で移動するのはほぼ不可能。

Google本社に行ったことある人は知っているかと思いますが、Googleはそれ自体が巨大な大学のような形になっていて、周辺は国道101と緑に囲まれた自然豊かな土地なんですね。

で、もちろん周りにランチを食べに行ったり髪を切ったり、買い物をしよう、なんて場所はほぼ皆無なわけです。(車で行こうとするなら話は別ですけど)


なので会社が社員にある程度の施設やシステムを提供しないと、そもそも「メシ食うところがねー!」となります。


無料ではありませんが、大体のシリコンバレーの企業は社内に食堂を持っていますね。そうしないとご飯食べに行けないからね・・。



という至極シンプルな理由だったりもするんですが、Googleの東京のヒルズのオフィスやfacebookのオフィスに勤めてる人は逆に周りに何でもあるし社内では昼食が無料だし、ということで一番オイシイのかもしれません・・・。





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