2014年5月16日金曜日

本当に優秀で頭がキレて話も面白い人はウェブ上では見つけられない。

こんばんは!今日は質問者さんへの回答ではなくキャシーなりの意見を書いてみようかなと。

題名の通りなんですが、ソーシャルメディアを中心にビジネスの世界で有名な人は多いんですけど、キャシーの経験からすると必ずしもそういう人が本当に仕事ができてすげー人かというと全てがそうだと当てはまらない場合の方が多い気がします。

逆に、これまで勤務した会社や取引先の方の中に、

「この人なんてすごい人なんだ!!こんな人がこの会社にいるならしばらくはまだまだこの会社大丈夫なんだろうなぁ・・・」

なんて思った人は、ソーシャルメディア上では結構沈黙を守ったり、たまーにランチに食ったパスタの画像上げるだけ、みたいなことが珍しくありませんでした。

当然といえば当然で、優秀で忙しい人はソーシャルメディア上に投稿するような暇もないですし(ひっぱりだこで本当に時間が無い人います)、ビジネスの深部に関わっているからこそソーシャルなんぞで拡散できない情報ばかりを抱えて極めてプロフェッショナルに仕事をこなしている人がたくさんいるということです。

例えばソニーは今業績が悪くてメディアで叩かれてますけど、やっぱりあれだけの大企業の中でも気を張って成果を出せる人って、社員の多さや組織の複雑さや社内バランスなど、様々な条件が絡み合ったその状況下でおいて、それでも「あいつは優秀だ」と思われてるわけですから、やっぱりかなりすごい人だったりするんですよ。 
(まぁそれでも大企業にいるんだからリスク取ってない。とか、起業してる人の方が価値を生み出すから偉いんだ!とかそういう議論は若干ベクトルの方向が違うんで今は言及しないですけど)


なのでよく学生向けのイベントなんかを見ていて思うんですけど、イベント登壇者って、大体同じなんですよね。 カリスマブロガーのほにゃららさんとか、元IT企業社長のなんたらさんとか、新しい生き方を提起しているたれべーさんとか。

いや勿論そういう人の話も面白いんですけど、ぶっちゃけそういう登壇者さん達ってある種「組織では使い物にならなかったので半ば追い出された」人とかもゼロではなかったりするわけですよ。
(じゃあ組織人が偉いのか!とかそういう議論は今はナシね)

で、皆が皆そんな有名人になれるわけではないし、実は学生とかがロールモデルとすべきは企業にいてめちゃくちゃ優秀で成果も出していて自己鍛錬も積んでいて、かつプライベートでも友人とかから信頼されているそういう人の話を聞くのも大事だと思うんですよね。 

でもそういう人ってなかなか世の中に出てこない。


またやたらソーシャル上で勢いがある人だったり、本を書いているからというだけで「なんかすごいんじゃないか」と思われている人は「たまたま、それが仕事に直結する」フリーランスの人だったり、PRとしてやっている場合も多分にあるのでまぁなんというか客観的に見たほうがいいのかなぁという感じです。


まぁ何が言いたいかというと、俺は起業するぜ!みたいな独り立ちするような人じゃなくて、その多くは企業に就職するであろう学生が本当にタメになるような人の話を聞きたい時は、イベントに来る有名人の話じゃなくて、社会人とかの知り合いの人に「大変お手数なんですが、御社で一番優秀だと思う人を紹介してもらえないでしょうか!」とか言ってみるのがいいのかもしれないですね。
多分忙しいしアポが取れない場合が多いんですけど笑

あんまりメディア(ソーシャルメディアも含む)に振り回されないで、本当に学ぶべきものがあるのはどういう人なんだろう、っていうのを常に自戒するのがいいっていうお説教じみた話になってしまいました。 ごめんなさい・・・。






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